Mr.Childrenの特徴
Mr.Childrenは1992年のデビュー以来、30年の長きにわたって日本の音楽シーンに君臨する国民的なバンドです。
デビューから現在まで数多くの名曲を生み出しており、しかもそれらの多くが大ヒットを記録しています。
ミリオンヒットは当たり前で、ダブルミリオンを記録した曲もあります。
Mr.Childrenというと今のアラフォー世代がファンの中心というイメージがありますが、90年代を知らないZ世代にも多くのファンがいます。
また、たとえファンではなくても、「名もなき詩」「Tomorrow never knows」「innocent world」などの曲は知っているのではないでしょうか。
2020年にリリースした現時点での最新アルバムも、当たり前のようにオリコンなどのチャートで1位を記録しています。
ここまで人気のバンドですから、世代でなくても知っているのは当然でしょう。
Mr.Childrenの特徴といえば、上記のように世代を超えた人気バンド、メンバーの仲がいい同級生バンドなどといろいろ挙げることができますが、なかでも最大の特徴はボーカルの桜井和寿がほぼすべてを手がけるその楽曲ではないでしょうか。
Mr.Childrenの魅力
Mr.Childrenの楽曲はありふれたラブソングばかりではありません。
シリアスなテーマの曲も多いです。
災害や事件などその時々の社会問題を反映しつつ、多くの人の心に刺さるように変換しているのが桜井の書く曲の特徴でしょう。
その内容に合わせて歌声や歌い方を変えているのも、並のボーカルにはできない魅力です。
桜井の書く曲のなかには、日本語の曲としては珍しく韻を踏んでいるものが少なくありません。
英語と違って日本語の場合、言語の特性上、韻を踏むと単調になってしまいやすいのですが、桜井は英語と日本語の調べを融合したやり方で見事に韻を踏んでいます。
こういうところもMr.Childrenの大きな魅力でしょう。
Mr.Childrenの代表曲
Mr.Childrenの代表曲といえば、多くのヒット曲のなかでも最大のヒットを記録した「Tomorrow never knows」がありますが、ここでは売上2位の「名もなき詩」を挙げたいです。
この曲はドラマの主題歌になったこともあり、ファンだけでなく多くの人に知られていますが、Aメロの歌詞で韻を踏んでいるのに気づいているでしょうか。
英語の「darling」に対し、「誰」と「ノータリン」と異なる言葉を選びつつ、韻を踏んでいます。
しかも、無理やり韻を踏んだというのではなく、意味としてもぴったりの言葉の選択です。
加えて、リズムも良くてメロディーがスムーズに流れていきます。
本人の歌唱は言わずもがなですが、素人がカラオケで歌っても気持ちいい1曲です。