海外のロックスターから評価を受けるBABYMETAL

BABYMETALの特徴

メタリカのカーク・ハメットや、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードといった、ヘヴィ・メタル界の名だたるビッグネームからも高く評価されているのがBABYMETALだ。
今では国内よりも海外での評価が高いくらいなのだが、こうした評価からもわかるように彼女たちの特徴は「徹底したヘヴィ・メタルサウンドを追求している」点にある。

もともとヘヴィメタルは硬派なイメージが強く、アイドルとは対極に位置する価値観を持っているとも言われていた。
しかし彼女たちは、そんな伝統的なイメージを見事に破壊することに成功し、「ヘヴィメタルを歌って踊れるアイドル」というかつてない地位につくことに成功した。
しかもその後、ロック/ヘヴィメタル色の強い楽曲を歌うアイドルが続々と登場、音楽シーンに大きな影響を及ぼしたという点でも、彼女たちのインパクトの大きさがうかがえる。
楽曲・サウンドそのものは伝統的なヘヴィメタル、でもコンセプトやパフォーマンスはこれまで誰もやったことがないもの、というのがBABYMETALの最大の特徴となるのだろう。

BABYMETALの魅力

彼女たちのどこに魅力を感じるかというと、これは人によって大きく異なる。
アイドルとして見ている人たちにとっては、SU-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALの3人のメンバーの歌唱やパフォーマンスに魅力を感じるだろう。

一方、ヘヴィメタルのユニットとして見ている人たちにとっては、彼女たちの楽曲そのものに魅力を感じていることになる。
実際に楽曲そのものへの評価も非常に高く、「アイドルは好きじゃないけど彼女たちの曲は好き」なんてファンもいるほどだ。
そしてもちろん、アイドルとヘヴィメタルの両方が好きという人にとっては「一石二鳥」な魅力を備えたユニットということになる。
自分もこの口で、アイドルでありつつヘヴィメタルの二面性に強く惹かれた。

BABYMETALの代表曲

彼女たちを一躍有名にしたのが「イジメ、ダメ、ゼッタイ」だ。
何しろタイトルのインパクトがすごい。
しかもメタル曲としてのスケールも多く、ドラマティックなサウンドとメッセージ性の強い歌詞との組み合わせも見事だ。

それから「ヘドバンギャー」は、曲を聴きながら頭を激しく振る「ヘッドバンギング」のために作られた曲といっても過言ではない。
この曲をきっかけに、アイドルファンだけでなくヘヴィメタルファンの間からも注目を集めるようになったと言える。

伝統的なヘヴィメタルサウンドと「和」の要素との融合がユニークな「ネギツネ」も、彼女たちの代表曲として外せない。
紛れもないメタルでありながらも、ダンスナンバーになっている点もとてもユニークだ。