APOGEEの特徴
とてもおしゃれで癖になるサウンドが魅力の「APOGEE」というバンドをご存じでしょうか。
2003年結成のバンドなのでその歴史は20年近くになりますが、誰もが知る超メジャーな存在ではないと思います。
ただ、センスの良い人ならきっと気にいるだろうおしゃれなサウンドが魅力で、自分も聞けば聞くほど癖になるほどマイブームのバンドです。
APOGEEとは、ヴォーカル&ギターの永野亮、シンセサイザー&ギターの大城嘉彦、ドラム&コーラスの間野航、ベース&コーラスの内垣洋佑という4人で2003年に結成されたニューウェーブバンドです。
2006年に「夜間飛行」という曲でシングルデビューを果たして以降、これまで「夢幻タワー」「Touch in Light」「Fantastic」という3枚のアルバムを発表しています。
APOGEEの魅力
APOGEEとはどのようなバンドなのかと問われると、一言では答えづらいものがあります。
なんとか説明するなら、ギター、ベース、ドラムのスリーピースの作り出すサウンドが無駄を削ぎ落としたソリッドな感触で、そこに独特な空気感のシンセサイザーが加わることで唯一無二の存在感を醸し出しているといった感じでしょうか。
またメロディーも美しく、それを優しい声によって歌われることで、なんとも言えない浮遊感というか心地よさが感じられるのです。
彼らのバックボーンには80年代のニューウェーブサウンドを中心に、エレクトロニカやブラック・コンテンポラリーなどもあるようですが、そうした多彩な音楽要素が違和感なくブレンドされているのが大きな魅力だと思います。
繊細でロマンティック、でも独特の世界観を併せ持つバンドで、その高い芸術性に熱狂的なファンは少なくありません。
一時3年間もの空白の期間があり、このまま解散するのではと心配されたこともありましたが、見事シーンにカムバックし今も変わらぬ不思議で独特な世界観の音楽を聞かせてくれています。
聞けば聞くほどに癖になるような魅力があるバンドです。
音楽にこだわりがある人なら聞いて損はしませんので、まだの方はぜひ一度聞いてみてください。
APOGEEの代表曲
個人的には代表曲を絞ることができないほどどの曲も素晴らしいと思っているのですが、ここでは2009年発表の「スプリング・ストレンジャー」という曲を取り上げます。
タイトルどおり春を思わせるメロディーに導かれて始まります。
聞いていくうちに新しい出会いへのときめきと同時に、別れの哀愁が混在しているように感じられる不思議な曲です。
また、この曲のMVが曲以上に不思議な世界観で、見ながら聞いているとトリップしそうな気になります。
春だけに限らず、1年中聞いていたい曲です。