感動したよね「君の名は。」
君の名は。という映画を見たとき、いやー、やっぱり日本のアニメってすごいわーって本当に心底思ったね。
映像美もすごいし、登場人物に引き込まれるし、君の名は。がヒットするしたのも技術的要素から見て納得できる。
でも技術的要素だけじゃなく、この映画は異例尽くしの映画って言われているんだ。
あらすじを簡単に紹介すると、田舎暮らしの女子高生の三葉、東京に暮らす男子高生の瀧、この二人が主人公、二人は眠っている間に体が入れ替わる体験をする。
何度も何度も眠っている間の入れ替わりの中で、お互いに恋をするようになる。
現実社会の入れ替わりっていうとそんなことないって思うけど、入れ替わりの夢を見るって結構あることなのかもしれない。
こういう素敵なストーリーが人気の秘訣になっていることは間違いないけれど、この映画って関係者が思っていたよりもずっととんでもなく売れた映画となった。
その理由には、RADWIMPSの主題歌が耳にものすごくの凝りやすかったこと、それに、僕ら世代が替え歌を作ったり、自分で演奏してネット公開したり、映画とは違う方向にもヒットしていったんだよね。
パパママ世代が見て感動できる「現代の若者映画」
うちの親もそうだったけど、普段映画とかほぼ見に行かない癖にいきなりLINEで「君の名は。」見たぞ、感動したーなんて送ってきたびっくりした。
なんでも親世代が結構この映画を見ているっていうんだよね。
リアルな東京の風景、そこに会っているのに会っていない、会うに会えない状況が親世代にもキュンと来たみたい。
若者にヒットした映画が親世代にヒットするなんて聞いたことがないし、ましてアニメだから、まさか親が見に行くとは全く思わず、この映画、どの世代にも共通してキュンキュンする要素があるんだって本当にびっくりした。
親なんてDVDも買ったっていうからね、おそるべし。
体の入れ替わりに恥じらう、びっくりする、その感情表現が最高
心がぐっとつかまれるようなシーンも物語の展開の中でどんどん多くなっていくんだけど、僕としては、初めて体が入れ替わった三葉と瀧の戸惑い、あの恥じらい方。
「入れ替わったー?!!」とびっくりするところなんて、自分だったらどうする?って即考えちゃったもん。
じっくり見ていないと、二人が入れ替わっている場面なのか、元に戻っているのか?わからなくなることもあるんだ。
でもそのなんだかわからない感覚のうちに、お互いの心がどんどんひかれあっていくという感覚が見ている自分のことのように思えてくる。
だから夢中になってしまうんだろうね。
ガンガン進むスピード感も今までの日本映画に見られないくらいに「見ている人をあまり意識せずストーリー展開を意識している」映画だって思う。
そのスピード感にぐいぐい引っ張られて、結局映画館でぼろ泣きしている自分がいてびっくりした。