伏線だらけで難しいけどはまる・ダーリン・イン・ザ・フランキス
ロボアニメは小さいころから今、大きくなっても好き。
昔放映されていた初代のガンダムも好きだし、エバも入れ込んだ。
今注目しているのが2018年から放送が始まった独特な世界観を持っているロボアニメ、「ダーリン・イン・ザ・フランキス」なんだな。
異色すぎるロボアニメって言われているけど、このアニメを見れば異色って言われていることがよくわかると思う。
通称、ダリフラって呼ばれるダーリン・イン・ザ・フランキスは、物語が進行していく中で妙に伏線が多いので、しっかり見るほうがいい。
時にその伏線の意味が分かったとき、セリフを聞いてぞっとすることも沢山あるのだ。
叫竜という生物がはびこる世界・・怖い
近未来の地球はマグマ燃料の採掘を行うため、破壊がかなり進んでいる。
廃墟となった街が登場するのはロボアニメにそれほど珍しくないけれど、日本風の街が錆びれ荒廃しているのはなんか悲しい。
この街は叫竜と呼ばれる巨大生物がはびこり荒廃してしまった。
この叫竜と呼ばれる巨大生物は人が狙うマグマ燃料のエネルギーに強く反応し現れるというもので、出てくる叫竜によって見た目が全く違い、これも楽しい面だと思う。
体内のコアを利用して破壊、それによった倒すことになっているが、その叫竜に対抗できるように作られたのが、ヒト型兵器のフランクスだ。
女子のように可愛い見た目を持っているところが通常のロボアニメと違う所。
産みの親のフランクス博士の名をとり、フランクスと呼ばれている。
男女の子ども!が2人組になって操縦するというのも珍しいけど、女の子が機体と同調、男の子が操縦するという珍しい動かし方もこのロボアニメの特徴となっているのだ。
この操縦ができるように教育された子供たちのことをパラサイトといい、コードネームだけがあるというなんだかさみしく冷たい雰囲気、家族に対する感情などもとより感じないので、ただただ不気味なんだ。
フランクス操縦に適性のある孤児を集めたというのもむかむかするし、大人たちも子ども扱いというより人間扱いしないことが腹立たしい限り。
男女の子どもの心がシンクロすることで起動
男女の子どもがロボになり、操縦者になるというのも今までにない展開だけど、こういうことが起こったら悲しいなーと思いつつ読める作品。
子どもたちは意図的に性的な情報を隠され、使い捨てのように扱われていくのがすごく嫌だなって思うし、子どもたちがどうせそのうち皆死ぬってセリフを使っているのもショックなアニメだと思う。
ロボに自分が同調しすぎると何が起こるのか、色々と隠されていることも多く、次第にわかっていくことがあるので、分かった時にはショックを受けることもあるし、すっきりすることもある。
ロボアニメだけど他のアニメのように一筋縄ではいかない複雑な物語があり、見ているとこれは大人が見るアニメなんじゃね?って思えてくるんだ。
突きつけられる現実、ゆがみ、戦う道具として育てられたことに何も疑問を持たない無邪気な子供、ものすごく狂気を感じつつ見ていける。
伏線がそこかしこにはられているから、しっかり見ていないと何のこと?って思うことになるよ。