ピンポンのあらすじ
ピンポンはペコとスマイルが主人公になります。
天真爛漫で卓球に対して絶対的な自信を持っているペコに対して、スマイルは卓球に対して大した熱意はなく暇をつぶすものとして考えていました。
そんな二人に加えて、スマイルに対してかなりの対抗心を持っているアクマはおばばが経営している卓球クラブに出入りしていました。
ペコとスマイルは片瀬高校に進学し、アクマは卓球の名門校である海王学園へと進学します。
ペコ・スマイル・アクマに加えてドラゴンなどを加えて卓球に精神を捧げる熱い高校生たちの青春ストーリーになっており、青春映画が好きな人・卓球が好きな人にはたまらない映画です。
それぞれに描かれるドラマ
上記で書いたように天真爛漫なペコとどこか冷めた印象のスマイルに加えて必死に努力をして強くなろうとしているアクマなど、登場人物の個性がしっかりと描かれている作品となっているのもピンポンの魅力です。
ピンポンの中ではメインのキャラクターとされているペコとスマイルに加えてアクマやチャイナなどそれぞれの人物が卓球に対して熱い思いを持っている様子が劇中の中ではしっかりと表現されています。
ペコやスマイル視点からみると、アクマやチャイナは敵という立ち位置になります。
しかしそんな敵キャラもそれぞれに苦悩して成長していきます。
そんなシーンにも注目しながら見ていくと、よりピンポンの持ち味である青春感を楽しみながらみることができます。
上手く仕上がった映画
ピンポンといえば原作は漫画であり、漫画を原作として映画を制作しました。
どうしても漫画を実写映画にしようとすると、原作のストーリーが長ければ限られた時間に収めるためにある程度内容を省いていかなければいけません。
そういうことをしてしまうと、どうしても原作よりも内容が薄くなってしまうため原作ファンの人たちからも顰蹙をかってしまいがちです。
しかしピンポンの制作にはあの宮藤官九郎さんが携わっています。
さすが!と言わんばかりに原作を重視して内容に関しても違和感なく面白く仕上げることができています。
そのため実写映画のわりに酷評されるということもほとんどありませんでした。
映画の音楽もいい
ピンポンの主題歌はSUPERCARですし、映画の中の音楽も同様です。
そのほか石野卓球やBOOM BOOM SATELLITESなどが担当しています。
劇中のシーンとそのシーンで流れる音楽があっているかどうかというのは重要なポイントです。
そのシーンごとに流れる音楽も違ってくるので音楽も一緒に楽しみながら見てみると、自分の好きなシーンとその音楽が見つかってくるはずです。
単純にストーリーだけを楽しむのではなく、音楽も楽しめちゃうのは魅力的