パプリカのあらすじ
主人公である千葉敦子はDCミニというものを使用して他人の夢を共有し患者を治療していくということを行うサイコ・セラピストとして活動していました。
他人の夢に入る際にはパプリカという名前を名乗って神経症という病気に悩んでいる人の夢に入りそれぞれが抱えている原因を解決していきます。
しかしある日治療には欠かすことがでいないDCミニを盗まれてしまうという事件が起こりました。
それをきっかけにおかしな言動をする人が出たり現実世界が奇妙なイメージに侵食されるという異変が見られるようになりました。
そんな異変を解決するために主人公の敦子は粉川警部というキャラクターの協力得ながら夢と現実が混ざりあい乱れた世界を舞台にDCミニを盗んだ犯人を追いかけていくというストーリーになっています。
パプリカを生み出した人物
パプリカを制作した監督は、今敏さんです。
今敏さんは映画監督として活動する前は、漫画家として活動しておりそのあとにアニメの道に入って映画監督として活動を始めました。
パーフェクトブルーという作品でデビューして以降千年女優や妄想代理人といった作品を制作し、それらの作品は国内だけではなく国際的に評価されています。
そしてパプリカは今敏さんの最後の映画作品です。
2010年の8月に今敏さんは肝臓がんによって死去しています。
パプリはは2006年に監督人生最後の長編アニメになっており、今となってはこれからさき今敏さんの新たな作品を見ることはできません。
推理をしながら楽しめる
パプリカという作品を見続けていく上で、重要となってくるのが騒動が起こる原因となったDCミニを誰が盗んだのかという点です。
実際DCミニが盗まれてから、作中の世界は大きく変わっていきます。
主人公の千葉はDCミニを取り戻すために、DCミニを盗んだ犯人は誰なのか犯人捜しをしていきます。
こういった話の流れというのは、ストーリーの展開を見ながら見ている人も一緒に推理して楽しむことができます。
作中の流れを把握しつつ、犯人は誰なのかを考えながら見進めてみると1回目はより一層パプリカを楽しんでみることができるでしょう。
音楽も魅力
現代の有名映画において、有名なアーティストと映画がコラボレーションするという現象は見られるものです。
今敏さんの場合は平沢進さんの熱狂的なファンで、彼の作品にインスピレーションをもらっていると公言していたようです。
実際パプリカを制作する前に今敏さんが作った作品でもタッグを組んだ経験があったようです。
平沢進さんは強いメッセージ性を持った音楽というのが特徴的です。
パプリカの作品自体が平沢さんの音楽に強い影響を受けているので、音楽も楽しみながら作品を見ていくのがおすすめです。